女の子からしてもいいよね? 





「も、12月だね」
「うん」
彼女と一緒に手をつないで帰るようになったのは、いつからだっただろうか。
あの頃は何もかもがまぶしく輝いて見えた。
今も、たぶん。白く輝いている。
「冬だね」
「さむいー!よね」
「さむいー!だね」
彼女の手はいつも冷たい。指先はまるで氷のようで、死んでしまうんじゃないかなんて不安になったりする。
ずっと、太陽は遠くのほうに沈んで、ビルだとか鉄塔だとか、どうでもいいものの影を強めていた。
寒い。冬は寒すぎて、冷たすぎて、ふと心細くなる。
涙も凍ってしまうくらいに。




「ゆうとくん」
彼女の頬は、じぐざぐに差し込んでくる夕日に照らされていてもまだ、白い。
「ぽっけ、あったかいよ」
そういうと、彼女は…は、自分の来ているダッフルコートのポケットに、つないだ手をつっこんだ。
「…あは、はずかし」
少し早足になったいとしいひとに追いついて、










冷え切った鼻先にキスを。